熱中症対策について
熱中症から子ども達の安全を守るための、ご家庭からの協力をお願いしております。
ご家庭でなければ出来ない事、クラブ側でなければ出来ない事の両方がありますので、子ども達のために一緒に取り組んで頂ければと思っています。
早いと5月ぐらいから熱中症の症状が出る選手が見受けられます。
気温だけではなく、体の慣れや湿度、水分補給や体調など様々な要因によって引き起こされるものですので、油断をせずに早めに対策をお願いします。
クラブの暑さ対策
クラブでは下記の対策を実施しています。
- WBGT値の計測
- WBGT(気温や湿度などから算出される暑さ指数)という値を現地で計測し、値に応じて対応しています。
- WBGTが31以上の値になった場合は原則中止とします。
- 普段の校庭練習などでは、日なたでは31を超えていても日陰では30以下という場合は、日陰で活動しながら数値が下がってきてから全面を使うといった場合もある。
- それ以下の値でも下記のような対応をしながら活動しています。
- 水分補給
- 活動開始前に飲水させる
- 活動中は適宜水分補給の時間を設け、喉が渇いていなくても必ず飲むよう声掛け
- 夏場はコーチが定めた休憩時間でなくても、選手の意思で自由に水分補給が出来る体制
- 日陰などの活用
- 集合や休憩、練習場所などは出来るだけ日陰を活用する
- 外部会場などではタープ等を持ち込み直射日光から守る
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- コーチの都合によりタープの運搬が難しい場合、保護者の方に運搬協力をお願いする場合がございます、可能な範囲でご協力を頂けますと助かります。
- 直接体を冷やす
- 気温が高くなってくると体内の力だけでは体温を下げられなくなってしまうため、水や氷水などを体にかけたり、風を送ったりして体外から体を冷やします。
保護者の方へのお願い
まずは誰でも出来る、簡単で効果的な方法です。
忙しくて細かい事までは出来ないという方は、下記の3点だけでもご対応をお願いします。
- 飲み物はスポーツドリンクにする。
- 飲み物は十分な量を持たせる。
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- 帰宅した時に水筒が空になっていたら不足のサイン!
- 十分な食事と睡眠をとり、体調が悪い時は無理をしないようにしましょう。
下記ではより詳しい情報を記載いたしますが、まずはこの3点を守って頂くだけでも熱中症の発生率を大きく下げる事ができます。
また、この3点は現場のコーチでは対応が出来ず、ご家庭にお願いするしか方法がないものです。
子ども達の安全のため、ご協力をお願いいたします。
もしお困りごとがあれば遠慮なくクラブまでご相談ください。
水分補給
飲み物はスポーツドリンク
夏場は水やお茶だけというのはNGです。
汗をかくと体からは水分だけでなく塩分やミネラルなどが一緒に失われていきます。
これらが不足しても熱中症のリスクが上がります。
また、塩分などが失われている時に水分だけを補給し続けると、体内の塩分濃度が薄まってしまい水中毒という症状を引き起こす場合もあります。
お茶・紅茶などに含まれているカフェインは利尿作用があり、余計に水分を体外に排出する可能性があり夏場の水分補給には適しません。
スポーツドリンクは水分だけでなく、発汗の際に失われる塩分やミネラルが最適なバランスで含まれており、体に素早く吸収させるための糖分濃度に調整されているため、夏場の水分補給はスポーツドリンクにして頂くようお願いします。
もし甘さが苦手などがあれば、2本持ちを推奨します。
1本はスポーツドリンク、もう1本は水にして、状況に合わせて選手が選択出来るようにしてあげてください。
こまめな水分補給
水分補給はこまめにするのが効率的です。
喉が渇いていると一度に多くの水分を飲みたくなりますが、一度に吸収できる量には限りがあります。
出来れば200ml(コップ1杯分)程度をこまめに飲むのが理想的です。
活動が始まる前に体に水分が満たされた状態にしてあげる事も重要です。
練習を始める前や開始直後に水筒が空になってしまう選手がたまに見受けられます。
これは活動開始前に既に水分不足の状態になってしまっていると思われます。
家庭や学校にいる間にも水分補給をこまめにして、良い状態で活動に入れるようにしましょう。
家から活動場所に向かう場合も、家を出る前にしっかりと水分補給をお願いします。
飲み物の温度
水分を効率よく吸収するためには、おおよそ5℃~15℃の冷たい状態が理想的です。
冷たい飲み物を飲む事で体内から体温を下げる事も助けてくれます。
暑い時に冷蔵庫に入っている飲み物を美味しいと感じると思いますが、そのぐらいの温度になっているのがおおよその目安です。
参考として、自動販売機の飲み物が1℃~5℃ぐらいです。
冷たすぎるのが苦手だったりお腹を壊しやすい体質の場合でも、常温よりは冷やしてあげると良いでしょう。
なお、お腹を下してしまっている時は水分補給がしにくい状態になっていて熱中症のリスクが上がっていますので、無理をしないようにしましょう。
体調管理
睡眠と食事
睡眠不足は熱中症のリスクを高めてしまいます。
暑くて寝苦しい時などはエアコン等も上手に活用し、しっかりと睡眠をとる事をオススメします。
夏バテなどで食事が十分にとれずに必要な栄養が不足してしまっても、やはり熱中症のリスクを高めてしまいます。
夏でもスポーツをするお子さまの場合は、熱中症予防の観点からも発育の観点からも、特に栄養バランスが大事な時期になります。
ご家庭の事情やお子さまの体質により難しい場合もあるとは思いますが、出来る限り健康な食生活と睡眠を確保出来るようご協力をお願いいたします。
栄養や食事については、保護者向けの無料セミナー等をクラブで実施している場合がございます。
ぜひご活躍ください。
暑熱順化
簡単に言えば、体が暑さに慣れる事を暑熱順化と言います。
5月頃や暑くなりかけの時期でも熱中症が起きるのは、この暑熱順化が進んでおらず体が暑さに対応出来ていないためです。
逆に暑熱順化がしっかりと進んでいれば、熱中症のリスクを下げ、プレーパフォーマンスを上げてくれます。
暑熱順化の仕組みを理解し、上手に活用しましょう。
暑熱順化が進むと体が下記のような適応をします。
- 発汗量や血流が増えて体温を下げやすくなる
- 発汗によって排出されるはずの塩分を汗腺などから再吸収する
- 汗がサラサラになって蒸発しやすくなる(気化熱で体温を下げやすくなる)
ちょっと暑いなと感じるぐらいの気温で、30分から1時間ほど体を動かしたり汗をかく事で暑熱順化が効率的に進んでいきます。
個人差もありますが、一般的に暑熱順化には10日前後を要すると言われています。
暑さが本格化する前から体を動かして暑熱順化を進めていきましょう。
30分でも1時間だけでも屋外で遊んだり出来ると良いですね。
ただし、猛暑下では逆に危険性も高まってしまうので、状況に合わせて時間帯や何をするかなどはご判断ください。
もちろん水分補給も忘れずに。
ずっと涼しい環境にいると暑熱順化の適応は元に戻ってしまいますが、定期的に運動をしていればすぐにリセットされるものではありません。
暑さに慣れようとして極端にエアコンを使わずに睡眠不足や体調不良になっては本末転倒ですので、状況によりエアコン等も上手く活用していきましょう。
熱中症対策グッズ
最近は個人持ちの小さいクーラーボックス等を用意し、自分用の氷や冷却グッズを持ち込んで対応してくれる選手も増えてきました。
特に試合の際は、合間で一気に体を冷却したいので自分のタイミングで自分用に用意があると効果的だと感じています。
真夏日などはチームでもコーチが氷水などを用意している事が多いので、全ての選手が個人持ちのグッズを用意するよう強制するものではありませんが、必要に応じてご検討ください。
また、暑さが本格化する前にチームオリジナルの冷感ポンチョと冷感タオルをご案内していますので、こちらもご検討ください。
特にポンチョは直射日光から体と頭を守りながら体の熱を奪ってくれる仕組みで効果的です。
可能な方はご協力をお願いいたします。
